胸腔鏡下胸部交感神経遮断術(ETS)とは?

 

 

胸腔鏡下胸部交感神経遮断術ETS:Endoscopic Thoracic Sympathectomy)とは、局所多汗症のための治療手術、手のひらの汗を止めるための手術です。

 

できるだけ簡単にわかりやすくまとめるつもりですが、いきなり漢字が多くてしかも長っ!(^_^;)以下、ETSで行きますw

 

このETS手術は効果が高く、手術を受けたほぼ全員が効果(手汗の減少)を感じられるほどです(^^)/

 

ただし!!

 

決してETS手術をオススメするわけではなく、安易に受けるのは本当にリスクが高いです!(怖がらせるつもりはありませんが、裁判で争ったり自殺者が出るほどです。)

 

実際にこういったETS手術を受けた方が立ち上げた被害者の連絡会があるほどです。

ETS(交感神経切除手術)被害者連絡会

 

ETSの具体的な施術の内容や箇所、手法は病院によって異なる!

 

交感神経切除術はどこを切除するかが重要なポイント!

高い位置で切除するほど強い手術効果が出る傾向にあることがわかっています。

 

具体的なETS手術の内容は、腋の下に3mm程度の孔を2〜3ヶ所あけ、内視鏡を胸腔内に挿入して背骨の左右にある交感神経を切除(もしくは一部遮断)するものです。(傷跡は残らず直後ですらほとんどわからないほどです。)

 

10分程度で終わる簡単な手術なのですが、’’交感神経を切除する位置’’執刀する医師の考え方や知識発汗の個人差によっても変わります。

 

胸部の交感神経には肋骨の位置に合わせてT1、T2、T3・・・〜T12まであり、そのうち手のひらの汗に関係しているT2〜T4どの位置で切除するか、もしくは複数箇所を切除する場合や、切除はせずにクリップで神経を挟んで働きを抑えるというようなやり方もあり、手術内容にも違いや種類があるということです。

 

また、この交感神経を切除する位置が、じつは次に説明する副作用(代償性発汗)に大きく影響する問題で非常に重要なETS手術のポイントになります。

 

ほぼ100%起こる『代償性発汗』を軽く考えてはダメ!

 

薄手のYシャツなどは透けてしまうほどの代償性発汗

 

冒頭でもETS手術の怖さについて少し触れましたが、ETS手術の副作用は本当に怖いです!

 

手の汗が止まる代わりに、背中や腹部、腰から太ももにかけての汗が尋常じゃないほど増えてしまいます(~_~;)

 

人によっては日常生活に支障をきたすほどの発汗量で、これを『代償性発汗』と言います。

 

そして程度の差こそあれ、ETS手術を受けた人はほぼ100%この代償性発汗の副作用が起こることになります。(交感神経を切除する位置が高いほど(T2)代償性発汗は酷くなり、下がるほど(T4、T5)穏やかになる傾向があります。)

 

夏場などは、胸や背中などを叩くと、本当にピシャ!と濡れてことを音だけで感じ取れるくらいの発汗になることもあります。

 

たとえ代償性発汗が起こっても、汗の出る場所が変わって苦しむかもしれない、生活に支障があるかもしれない、、、

 

それでも、手の汗よりはマシだという、真剣な覚悟がある人だけしかETS手術は受けるべきではありまん

 

後悔しないためにもETS手術はあくまでも最終手段と考え、まずは他にできる対策をいろいろ試してみることが懸命ですね( ´ ▽ ` )ノ